フィンランドのバリアーフリープロジェクトの例


カッレ マッコネン氏は2016年1月に脳梗塞に襲われ左半身が不随意になりました。

 

ゴルフを楽しむことは程遠いと諦めかけていたのですが、2年半の休憩の後、パラゴルファーという装具を使ってまたゴルフを楽しんでいます。その背景にはタンペレ職能大学とHCPゴルフ倶楽部のバリアーフリー・ゴルフ・プロジェクトがあります。

 

これは障害に関わらずゴルフを楽しめるように補助装置を開発しようというもので、まず現在は装置に身を預けてパターをこなせるようになりました。

 

プロジェクト責任者ヤルモ パルツネン氏の指導で機能の残る右半身に合わせ装置が左側をカバーして動作させる技に慣れるの大して時間はかかりませんでした。

 

誰よりも喜んでいるのがマッコネン夫人で、“どんなに彼が喜んでいるかよくわかります。まさかもう一度ゴルフができるなんて誰も夢にも思えませんでしたから。”

 

このプロジェクトの第一段階である、試作機ができたわけで、これから希望者を募り、データーを取り改良に入ります。ゴルフ競技は東京パラリンピックの種目には入りませんでしたがパリーでの大会に入ることを期待しているとのことです。装置には“バリアーフリー・ゴルフ”と書かれています。

 

ETELA—SUOMEN SANOMAT 新聞9月25日の記事からの要約です。